• Izumi Y

アルコールとの上手な付き合い方

クリスマスや年末年始が近付き、お酒を楽しむ機会が増える時期となりました。


少し飲み過ぎだな、と感じている人も多いかもしれません。飲酒量をモニターする時に、オーストラリアでよく使われているのが「スタンダードドリンク」と呼ばれる単位です。


これは何を意味するのかと言うと、飲んだ酒の量を、純アルコール量に換算して表示する方法で、「1スタンダードドリンク=純アルコール量10g含むこと」を指します。

酒に含まれるアルコールの強さは千差万別ですので、これであれば摂取した純アルコール量を知れます。


例えば、1スタンダードドリンクに相当するお酒は、

  • ビール(3.5%)375ml

  • 赤ワイン(13.5%)100ml

  • 日本酒(15%)0.5合

  • ウイスキー(40%)30ml(シングル1杯)

です。


注意すべきなのは、ビールの大半のアルコール度数は3.5%以上ということです。


例えば、アサヒスーパードライは5.0%、オーストラリアビールLittle Creatures (Pale Ale)は5.2%です。


ワインも同様で、レストランやバーで出される量は、約150mlですので、グラス1杯で1.5スタンダードドリンクとなります。



では、適切なスタンダードドリンクはいくつでしょうか?


前提として、安全な飲酒レベルというものはありません。体格、性別、体質、健康、飲酒歴(量、頻度)によって、人それぞれ異なるからです。


とはいえ、オーストラリアのDepartment of Health(保健省)の指針によると、成人で1日に、2スタンダードドリンク以内に抑えると、生涯にわたるアルコール関連疾患のリスクを軽減できるとされています。日本でも同様に「節度ある適度な飲酒」として同じ量が示されています(厚生労働省)。


また、数時間以内に、4スタンダードドリンクを超えて飲酒すると、急性アルコール中毒や関連死のリスクが高まるとされています。一方、日本では「6」とされていますから、日本の方が飲酒量に対して寛容(?)のでしょうか。



皆さんは、自分のアルコールとの付き合い方に満足されていますか?


アルコールは、リラックス効果や気分を高め、社交的にしてくれるなどの効果もあります。しかし、過度で頻繁な飲酒を継続すると、同じ効果を得るために量を増やさなてはいけなくなります(=耐性ができる)。さらに、アルコールの摂取を減らしたり・止めたりすると、離脱症状(発汗、震え、嘔吐、不安感、イライラ、睡眠困難、ひどい場合は幻覚・幻聴)を経験します。


この離脱症状が見られたり、お酒を止めたくても止められないと、お酒に依存していると言えるのです。


そのような場合は、医療機関への受診に加え、依存の根底にある心の問題や対処法を、カウンセリングを通して探っていくことが大事になります。心当たりのある方は、私のカウンセリングサービスも利用下さい。


次のコラムでは、私が現在勤務している公共機関での依存症カウンセリングの経験から、依存症の心のメカニズムについて書きたいと思います。


カウンセラー 山口 泉

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