今どういう気持ちですか?
「私は今、悲しい。」「寂しい」「気分が沈んでいる」などと名前を付けることは、今自分が何を経験しているのか認めてあげることにつながります。
すると、うまく対処することができるかもしれません。
あなたの文化的バックグラウンドによっては、感情に触れ、それを表現することを特別教わっていないので、自分が抱いている感情に名前をつけるのが難しいと感じるかもしれません。
しかし、練習すれば上手くなります。いろいろな感情の名前を思い浮かべて、何が一番今の自分の状況にしっくりくるかを考えてみましょう。
例えば、コロナウイルスのパンデミックによるとても苦しい状況の中、
あなたは今どのような感情を経験していますか?
周りの人は、どういう気持ちでいますか?
例)怒り?悲しみ?恐怖?不快?困惑?途方に暮れている?嬉しい?安心?希望に溢れている?
そして、それはなぜなのでしょう?
例)友達や家族とと会えないから?この状況は一時的現象と分かっていても永遠のようにに感じるから? 経済的損失? ”通常”が失われてしまったから? 日本にいつ帰れるか分からないから?誰かが自分の気持ちを理解してくれたから? 自分の方向性が分かったから?
日常の会話の中では、ニュースなどの事実や生活状況の話ばかりになりがちです。
朝起きて、すぐにニュースをつけて新型コロナウイルスの最新状況を確認する前に、
友達やパートナーと生活の実用的な話をする前に、
「今どういう気持ち?」「どうしてかな?」と聞いてみませんか。
そして自分の心に意識的に触れて、名付けてあげましょう。
自分自身を理解し、大事な人とのコミュニケーションをより良くするためにも役立つかもしれません。
山口 泉
豪州カウンセリング協会 カウンセラー
https://www.izumicounselling.com
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