• Izumi Y

異文化への適応


新しい国にやって来ると、その目的は何であれ、新しい環境に上手く適応しようとします。適応期間は、不安、頭痛や消化器系の問題、睡眠の乱れの症状が現れることがあります。また、居心地の悪さを感じたり、カッとしやすくなったりすることもあるでしょう。

ある研究が、異文化適応の”U字カーブ”というものを提唱していますのでここで紹介します。4つのステージからなります。


1)目新しい物事に楽しみや興奮を覚える「ハネムーン期」:「見える」文化に新鮮さを感じますが、「見えない」文化(例.価値観や慣習)にはまだ気付きません。新生活を整えるための諸手続きに忙しい時期でもあります。

2)落胆や疲れを覚える「ショック期」:「見えない」文化に直面し、自分のやり方がここでは通用しないのだと気付き始めます。自分の問題を文化の違いのせいにしがちになり、抱いていた期待が叶わないことへの怒りや焦り、孤独感、場違いという感覚を覚えます。

3)「ユーモア期」:新しい文化において「探検家」になることを決め、違いを興味深いものとして見つめるようになります。自分と向き合おうと腹をくくり、自分自身の文化適応を自分の問題として捉えられるようになります。

4)次第に今の環境が好きになってくる「適応期」:人々の行動を理解し始め、言語の上達と共に、自分を理解してもらえることに自信を持てるようになります。自分にとって”風変わりなこと”に対して寛容になってきます。

もし、あなたが異文化の中にいるとしたら、あなたはどのステージにいますか?

異文化適応における葛藤は誰もが経験する自然な過程です。でも、あなたの人としての素晴らしさや、強み、柔軟性が失われることはないのです。また、その過程は人により異なります。そして、この葛藤がいつか完全に無くなるわけでもありません。

異文化適応の過程で大事なことは、時間をかけて、自分と自分の周りに何が起こっているのか、内省することです。「この経験から何を得たいのか?」「現実は自分の期待と比べてどうか?」「この経験をより学びの多いものに、面白いものにするには何ができるか?」など。

新しい環境で生活や仕事をしていくのは、ストレスがかかるものです。自分が楽しめる息抜き方法(例、運動、料理、おしゃべり)を実行し、孤立せずサポートネットワークを保ち/広げ、どうにかなるかなとたまに楽観的になりましょう。ストレスがひどいと感じる場合や考え方を変えていきたい場合などは、カウンセリングなどにアクセスすると良いと思います。

ホームページ: https://www.izumicounselling.com/


Copyright © 2018 Izumi Yamaguchi Counselling Service