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うつと悲しみ

  • Izumi Y
  • 2019年4月8日
  • 読了時間: 2分

更新日:2019年6月12日



うつという言葉を聞いて何を想像しますか。気分が落ち込んでいる、何となく”悲しい”などかもしれません。では、うつと“悲しい”という気持ちの違いは何でしょうか。

“悲しい”という気持ちは人間の当然の感情です。期待していなかったことが起こったら誰もが悲しくなります。避けるべきものではありません。実際、“悲しみ”なしに“幸せ”は存在しないとも言えます。悲しい時があるからこそ、幸せだと感じる時もあるのですから。そして、悲しみは時に役立ちさえします。自分自身や他人を気遣うことを教えてくれますし、何かを成し遂げるためには必要な代償です。

また、”悲しみ”は、ある特定の状況に対して起こります。ですので、他のことについてはたいてい良い気持ちでいられます。例えば、友人あるいは同僚ともめてしまって悲しい、でも、家族との時間は幸せだと。

うつは全く異なります。

生活の他の場面においても付きまとってくるのです。自分自身、他人、自分を取り巻く環境、将来のことなど、様々なことがネガティブに見えるようにできているメガネをかけているかのようです。

うつのサインとしては、生活の様々なことを楽しめなくなったり、集中したり、決断するのが難しくなります。身体面では、睡眠や食欲への影響、疲労感。思考面では、自分はダメだと批判的になったり、何をしても無駄だと期待が持てなかったり、自分のせいだと罪悪感を感じることもあります。

“悲しみ”は生活の一部ですが、“うつ”はアクションを起こして対処することができますし、その必要があります。

上記のようなサインが認められる場合は、必ずGPやカウンセラーの助けを求めてください。全てに当てはまる必要はありません。人により症状は異なります。自分のこころが何か今までと違うという状況が続いている場合は、ぜひカウンセリングにアクセス下さい。一緒に解決の糸口を見つけていきましょう。

参照:Daines, B., Gask, L., & Howe, A.. (2007). Medical and psychiatric issues for counsellors.(Second.), Beyondblue (2019). Depression and Sadness


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